「月ろけっと」観劇にあたっての考察
- 64期D組
- 2019年9月6日
- 読了時間: 4分
こんにちは!舞監のY.Nです。
もう明日は辛夷祭ですね。ヒィィ
以下、敬語を使わずに長文を失礼致します。
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ねね、私思うんだけどさ。
ー「人によって態度を変える」って悪いこと?
例えばね、
先生の前では真面目で素直な良き生徒になるとか。
家では思春期で生意気な末っ子。
大好きな友だちの前では思いっきりふざけてキチガイしちゃったり。
あぁ別に、私のことじゃないよ?(
え、だめ?
簡単に周りに合わせたらいけないの?
なんで?
…私は、悪いことなんかじゃない、むしろ必要なことだと思うの。
だってさ、相手によって関係性や会話のテンポは違うわけで。相手や自分が心地良いと思えるように自分を"合わせる"のって、大事じゃない?
ほら、自然科学なんかは全部そうだよね。
自然界には何らかの法則が成り立っているらしい、って発見したから、それに合わせて解析をする。式を起こす。法則と呼ばれているものは基本、今のところ矛盾がないから使われているってだけの、ただの仮定。
人間は自然界に、"合わせる"側。
例えば私がどんなに虫が嫌いで、
練習中、腕にセミが止まったり机にイモムシがいたりして死にたくなったり、疲れて家に帰ったらマンション中にいるセミのせいで迂回しまくって二十分以上無駄にしていたとしても、
虫を絶滅させることなんてできないから、
仕方がないから 共存してる。
これだって、
私が虫のいる世界に"合わせてる"ってことでしょ?
…誰か、褒めてよ…ウゥ…
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それでさ、これは今ふと思ったことなんだけど。
ー「演じる」ってどういうこと?
これまでの流れで察すると思うけど、やっぱり私が考える「演技」は、役に"合わせる"こと。
あくまで根底にあるのは自分自身だけどでも、その役にできる限り馴染ませる。
私がキャスト練を見るときは、「役の気持ちに合わせられているか」を意識してた、つもり。
ーじゃあ、「演劇を見る」ってことは?
ね、これもやっぱり、演劇の世界に自分を"合わせる"ってことなのかなって。どんなに素敵な演劇でも、ただ眺めているだけじゃあんまり面白くないよね。
だからぜひ見てくださる皆さんには、月ろけっとの世界に"合わせ"て、入り込んで、楽しんでいただけたらなって。そうしたら絶対、満足していただけると思うんです。
だって、うちの演劇は、すごい人たちが作ってるんだから。ちょっとだけ、自慢してもいい?
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三役の他のお二人は、
もうそれはすごい人で、ほんとに頑張ってて、かっこよくて、仕事できる系で、
彼らには感謝と申し訳なさと尊敬で溢れてる。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
お疲れ様です。
キャストのみんなは、
それぞれきちんと自分の意見を持ってて、良くするために話し合いながら、和気あいあいと練習してる。
体力的にも精神的にもきついこと多かったはずなのに、毎日一生懸命練習して、どんどん上手になったよね。もっと自信持って!
裏方のみんなはさ、
めちゃくちゃ個性強いしグチグチ言うけど、
なんだかんだすごいまめに働いて、支えてくれてる。
自分は表に出ないのに頑張るって、モチベーションあがらないし誰にでもできることじゃないから、本当にすごいと思う。
このとおりみんなすごい人たちだから、クラスのために私ができたことは本当に少しだったけど…
でも私も私なりにこのクラスが好きで、月ろけっとを大事に思ってる。このクラスのみんなで、最高の月ろけっとを届けたい。
です!
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明日からの辛夷祭、みんなで楽しもうねっ!イエェア
最後に、宣伝して終わりにします。
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「月ろけっと」
私が自信を持って誇れる3Dの仲間たちが、大事な夏休みをたっぷり犠牲にしてつくりあげてきた、演劇。
それぞれが、それぞれの場所で、自分の能力を発揮して。
力を"合わせ"て、想いを"合わせ"て。
素敵な自信作が、出来上がりました。
だからどうか、この世界に入り込んで、観ていただきたいんです。
観客のみなさんも"合わせ"て初めて、演劇が完成すると思うから。
3D一同、お待ちしております。
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お次はラスト、脚本編集やら演技指導やら、何から何まで完璧な、誰も頭が上がらないスーパー演出のS.Kくんです!ワクワク!

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